はい、どーもどーも、おはようございます!
宮城県仙台市のまじめな質屋。質と買取 【質屋 縁】 猫好き若旦那のワタクシ菊地翼でございます😁
今日のブログも皆様のお役に立つ事をせっせせっせと書いていきますよ~。
日曜日は真贋盗賊改方(しんがんとうぞくあらためかた)。真贋や鑑定、査定方法、昨今の偽物事情、など広く知らしめる事で「世の中から偽物を撲滅する」事が活動の趣旨でございます。
で、2回目となります本日は「その情熱と労力を他に使えば?」という事で、令和の今、ブランド品の偽物やコピー品を作る悪党どもが「プロジェクトXかよ!」とツッコミたくなるほどの、異常ともいえる情熱と労力で偽物を作っているであろう現状を書いていきますよ。
◆そもそも悪党どもが偽物・コピー品を作る理由は?◆
我ら質屋の天敵であり、憎むべき敵である、偽物・コピー品関係の悪党どもは、そもそも何故これらを作るのか?その理由をお考えになった事はありますでしょうか?
その理由は至極単純。本物が高額な商品に似せた物を安く作成し、質屋や買取専門店に高く買い取らせ、その本物との差額の大きさで不正に稼ぐ。これが理由であり動機です。
例えば、言わずと知れた高級時計「ロレックス」。時計に一切のご興味の無い方でも聞いた事くらいはあるほどの超有名高級時計メーカーです。
「神は細部に宿る」という事で、200-300万円位になる時計となりますと、10倍ルーペなどで観察しますと本当に細かい箇所まで丁寧に作られているのが分かります。例えば長針や短針は滑らかかつ非常に綺麗に磨かれ一切のバリが無く、金属加工精度も精巧でロレックスの名誉を背負った熟練の職人が精魂込めて仕上げているいわば芸術品になります。また、時計の素材である金属自体もお金がかかっており、「904Lステンレス」と呼ばれる外科用メスやスペースシャトルに使われるような耐久性・腐食性・耐摩耗・使い心地などに優れた素材=原価も高額な素材が使われたりと、スイスの時計メーカー歴史と伝統に恥じない時計作りを徹底しています。
つまり、素材も高く人件費や設備費、など一本の時計を仕上げるのに原価や費用がそれなりに高額になっている、という事なのですが、これらを省き適当な時計の偽物を作り、これを高く騙して売る事で差額で儲けるのが悪党どものそもそもの動機になります。
で、この偽物。原価がいくらなのかは私も知りませんが、例えば「より精巧な偽物を作って上手くだましてやろう」と悪党共が考えますと、「本物の製造工程に近づける」必要があり、「近づけば近づくほど、偽物と言えど製造コストが高くなっていく」というジレンマが起こります。
聡明な読者でしたらもう、お分かりですね?彼らは金儲け=ビジネスとして偽物を作る以上は、コストをかけるほどに利益が減り、偽物を作るそもそもの動機が薄くなっていく。これが今回のブログのキーポイントになります。
◆令和7年の異常な偽物事情◆
上記の様な背景がありながら、令和7年の今は「そこまで頑張るのかい?!」とツッコみたくなるほどのコストの掛け方で偽物が作られており、今までのある意味業界の常識は通用しなくなりつつあります。
先ほどのロレックスの偽物ですと、「904Lステンレス」という時計の素材。これは高価であり、普通は偽物には使われなかったのですが、昨今の偽物の中には本物と同じ高価な素材を使っている物もチラホラ出てきているのが現状なのです😂
大手の業者なんかですと、金属表面の成分分析を行う「X線検査機」という機械で持ち込まれたロレックスの金属成分を分析し、「これは904Lステンレスが使われているから本物の可能性大」と判断していたりしたのですが、今はなんと偽物であってもこの「904Lステンレス」を使っている個体が存在してしまい、今までの鑑定方法が通用しないほどのコストの掛け方をされた偽物がチラホラ出ていると業界内では戦慄が走っている状況なのです。。。。
もちろん偽物である以上、どこかに本物との違いはあるはずなのですが、ここまでコストをかけられた偽物は素材以外も本気で作られている事が多く、見抜くのはなかなかの至難の業。
上のリンクはブランドの権利を守る業界団体のページになりますが、去年の年末の時期に四国の方で何千万円分の偽物ロレックスが、複数の質屋や買取専門店に持ち込まれて多大な被害を出した、そんな事件もあります。
昨今は上記のような事情もあり、どのお店さんもロレックスの持ち込みには神経をとがらせているはずであり、ベテランや老舗店が最新の注意を払って取引したはずなのですが、結果はコレ💦
ご高齢の店主さんや店員さんが経営なさっている老舗さんの中には、もともと後継者不足という背景にこんな事情が加わり「自分の代で廃業です」なんて悲しい宣言をされるお店さんもある始末。
と、上記はロレックスに絞った詳細や背景ですが、今は、これがあらゆるブランド、あらゆる製品、に付いて回るのが困りもの。数年前の事になりますが、偽物が作られにくい物の代表である家電類でありました「AirPodspro」などのイヤホン系の偽物が出回った事もありました。極論を言ってしまえば、いつどんな商品の偽物を持ち込まれるか分からない、とそんな状況が質屋や買取専門、リサイクルショップを取り巻いているのが今のリアルなのです😂
とうぜん、これらにも製造コストはかかりますが、製造コスト自体が今は安くなっているのか、偽物業者が本当に騙しやすい偽物を作っている→本日のテーマである「その情熱と労力を他に使えば?」というタイトルにつながっていくんですねぇ。頑張りすぎなんだよ!マジで!😂と。
◆縁は不正な取引を絶対に許しません◆
と、言う訳で本日はリユース業界を取り巻いている「偽物のリアル」をお届けいたしました。そこまでの情熱と動機があるなら、もっと正々堂々と世の中に貢献する事業も出来るだろうに。
ちなみにですが、縁は偽物を含む一切の不正取引を許しません。偽物、コピー品、盗品、横領品、いかなる様態であろうと「不正」を「故意」に当店に持ち掛けた場合に即警察に通報。こちらが金銭的に被害を被った場合には当然に返金をしていただきますし、応じない場合には訴訟・少額訴訟を起こし金銭的にもキッチリカタを付けていただきます。
故意ではなく、過失、もしくは本当に知らなかった、という場合にも、即通報までは基本的に行きませんが、僅かでもこちらに金銭的被害が発生する場合には、返金返品などの弁償的行為は100%完了して貰います。一人の大人が行った事は、そのつもりが無くても責任は取ってもらいますよ、と。
いずれに場合にしても、泣き寝入りは絶対にない、と言う事はこのブログで宣言させていただきます。
まあ、殆どの方には関係のない事なので、無関係の方々はこの辺の宣言はテキトーに読み飛ばしてくれて構いません!
という訳で第二回目の真贋盗賊改方(しんがんとうぞくあらためかた)は如何でしたでしょうか?文中にトクリュウの記事をリンクしましたが、いくらお金に困っても参加しちゃいけませんよ!使い捨てにされ警察に捕まって懲役を喰らうか、後は裏社会にまっしぐらです!
そんな極限までお困りになる前にまずは買取でも質入れでも、宮城県仙台市のまじめな質屋。質屋 縁にご相談下さい。お客様のご要望にお応えするための努力は徹底いたします。皆様のご来店・ご相談・お問合せをお待ちいたしております!😁
そんな訳で本日はここまで。それでは~!✋
仙台のまじめな質屋 「質と買取 質屋 縁(えにし)」
An honest “Recycle&Pawnshop ENISHI “in Sendai
リサイクルショップ及び質屋を営業しております。
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