はい、どーもどーも、こんにちは!
宮城県仙台市のまじめな質屋。杜の都のセーフティーネット。質と買取 質屋 縁の猫好き若旦那:菊地 翼です😁!
本日は午前中にお客様が超殺到。既に一日平均のご来店数を超え、13:08の時点で大分お疲れ気味ではございますが😂
なんにせよ何に商売繁盛は良い事でございます。皆様いつもご贔屓いただきありがとうございます✨

さて、日曜日のブログは真贋盗賊改方(しんがんとうぞくあらためかた)。質屋と言えば鑑定やブランド品の偽物、盗品や横領品などがつきものでございます。そういった鑑定士にまつわるエトセトラをご紹介していこう、そういったコーナーです。
第4回目の本日は「メーカーはもっと頑張んなさいよ」という訳で、最近のリユース業界で起きている「逆転現象」をご紹介いたします!
◆鑑定士が鑑定する時に、具体的に何を見ているのか?◆
さて、質屋やリサイクルショップ、買取専門店にいる菊地の様な鑑定士は、真贋を鑑定する際には何を観て判断していると思われますでしょうか?
ブランド品にお詳しい方でしたらご存じかもですが、例えばルイヴィトンのお財布。どこかに必ず「Louis Vuitton」と刻印が入っておりますが、これがキチンと打たれているかどうか?フォントに狂いはないか?文字のバランスは?など、本物のLouis Vuitton製品であればキチンとしているものでございます😁
ロレックスでしたら、文字盤の「ROLEX」の文字に同じく狂いは無いか、時計の針は滑らかに磨かれているか?等々。品目やブランド、商品によって実に様々な「観るべきポイント」が存在しています。
その中で鑑定の極意と言うか、基本と言うか、奥義と言うか。我々鑑定士が心得るべき大事なポイントは2つ。
1 偽物を幾ら観ても効果は薄い。本物に触れ、観て、特徴を頭に叩き込む。
2 本物で値段の高い物はキチンと作られている。
です✨👍
具体的にはどういうことなのか?例えば、200万円もするようなROLEXの腕時計。この金属加工の精度があまく、磨かれていない箇所があったり、ブレスレットを止めるネジが良く見ると工具痕がありギザギザだったりとか、仮にそういった物がROLEXの正規ブティックで売られていた場合、皆様はどう考えるでしょうか?
恐らく、「は?200万円もするのに、なにこの雑な仕上げは?誰が買うねん!」、と多くの方がお感じになるはず。
そこまでの高額品では無くとも、ルイヴィトンのお財布80,000-120,000円と言った価格帯でも同じ事。例えばルイヴィトン正規店で売っているお財布が、縫製が雑だったり、特徴的な模様に剥がれがあったり、などした場合には、「10万もするのに、コレ?!」と思われるかと。
要は、世間的にブランド品、高額品と呼ばれるような商品は、だいたいはブランドの誇りとプライドにかけて「値段相応のクオリティ」=「しっかりと作られ、細部まで仕上げられ、検品も完璧である」のが一般的なのです。鑑定の極意=基本として鑑定士はココを見るのが始まりであり終わりでもあるのです。査定を平たくめっちゃザックリと申し上げれば「こんな雑な作りの物がROLEX正規品であるはずがない!」と😁💪
そういった点を積み重ね、総合的な判断にて鑑定を行っている。それが鑑定士のリアルな鑑定なんですねぇ~。

◆昨今多い‘逆転現象‘とは?◆
と、こんな感じで我々鑑定士は、非常に大まかに申し上げれば「ちゃんと作っているかどうか?」を見ているのですが、では逆に「そこまで高額ではない、一般的な価格帯の商品」はどうなのでしょうか。
例えば、ナイキのスニーカー⇒レギュラーラインですと一般的には15.000円前後、ザノースフェイスのマウンテンパーカー→44,000円など、平均的収入の人が普通に購入できる様なそんな価格帯の商品です。
一般的な価格帯の商品は、ニーズとお値段、クオリティのバランスを重視され、大量生産によりコストを下げている事が一般的です。従いまして、例えばルイヴィトンやエルメス、グッチ、モンクレール、カナダグース、オールデン、といった高級ブランドの商品とは、「クオリティが落ちる」のが事実。クオリティを上げ過ぎれば値段があがり、狙うべきターゲット層とはズレますので、あえてその値段で作っている商品とも言えますが😁
で、そういった一般的価格帯の商品の偽物というのは、正規品とあまり変わらないコストとクオリティで作れてしまうようで、、、、!
つまり、正規品のクオリティも基準外のクオリティもそれほど変わらない商品が出てくる、のが現状のリアルであり、なんなら例えばナイキのスニーカーでは正規品を超える「靴としての出来は偽物の方が高いシロモノ」まで出てきてしまう始末😂
こんな「逆転現象」が、今リユース業界では結構な問題となっているのです。
率直に申し上げて、「クオリティの高い方が偽物」、なんて場合には、例えば初見の初めて査定するメーカーなんかですと判断が付かない、正直分からない、なんて事も最近は増えました。
◆メーカーはしっかりしなさいよ◆
と、上記の様な状況ですので、価格帯とモノによっては非常に仕事がやりづらい状況なのです。現にリサイクルショップ、買取専門店、質屋の中には「アパレル品は見ない」「このブランド、このメーカーの物は見ない」「靴は見ない」など、品目やブランド・メーカーによってはそもそも査定すらしない事・お店も多くなってきました。
プロなら見分けろ、と思うかも知れませんが、アパレルメーカー一つとっても世界には数十万社あります。その他にもブランド品や時計、家電、その他あらゆる品目のあらゆる全ての真贋情報などと言う物は恐らく人間には習得不可能。情報もタダではありませんし、習得に時間も労力もコストもかかります。それに極意であり基本中の基本である「高い物はしっかり作られている」が通用しない場合は、ハッキリいって無理があり始めから鑑定しない方が効率が良いのです。
実効性のある防衛方法としては、メーカー側に対策をして貰うしかない、という事。特にアパレルメーカーはもっと頑張ってほしいですね。偽物が出回るほど、正規品で本来得られる利益が消えるのですから😁
はい!そんな訳で本日のブログは如何でしたでしょうか。リユース業界はなかなかシンドイ状況になっている事が少しでも伝わったなら幸いです。
まあ、私は今までおっきな鑑定の失敗は無いんですがね!危険な取引が放つ危険な香りにはめっぽうハナが効き、取引OK/NGを嗅ぎ分ける嗅覚はなかなかのモノだと自負しております😁💪
そんな腕利きの若旦那が経営してます、宮城県仙台市のまじめな質屋。杜の都のセーフティーネット。質と買取 質屋 縁は皆様のご来店・お問い合わせ・ご相談をお待ちいたしております。
では、今日のブログはここまで。それでは~✋
仙台のまじめな質屋 「質と買取 質屋 縁(えにし)」
An honest “Recycle&Pawnshop ENISHI “in Sendai
リサイクルショップ及び質屋を営業しております。
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