はい、どーもどーも、おはようございます!
宮城県仙台市のまじめな質屋。質と買取 【質屋 縁】の猫好き若旦那こと菊地翼でございます😁
今日のブログも皆様のお役に立つ事をせっせせっせと書いていきますよ~。
さて、日曜日のブログテーマ「真贋盗賊改方(しんがんとうぞくあらためかた)」!質屋と言えば、査定や鑑定、偽物やコピー品、そういったならではの事柄を可能な限り書いてみよう、というコーナーです。
ま、これを書く趣旨は「偽物や基準外品の撲滅」。果てしない夢ですが、いつか実現してほしい物です😁
で、3回目の本日は「基準外品を持ち込んでくる人物の特徴は?」です!
買取専門店や質屋に偽物や盗品など、取引出来ない物を持ち込んでくる人物はどんな特徴があるのでしょうか?
実は鑑定士は持ち込まれた商品そのものは当然見ますが、持ち込んできた「人物像そのもの」もさりげなく観察しています✨
その発言や、挙動、はたまた場合によってはご来店前の駐車場でのご様子。。。
観察するのが仕事の鑑定士たちは、細かい所から結構な情報を得て、「違和感はないか?」を敏感に感じ取っているのであります。
もちろん、お客様の内面までは計り知れませんから、故意に持ち込んだのか?過失なのか?本当に知らなかったのか?までは存じ上げません。
しかしながら、「コピー品」であったり、「盗品・横領品」であったり、よくあるのは「家族の物だったり」と、結果的に取引出来ない物を持ち込んできた人物の接客時の様子を、後から検証してみますと、実は特有の特徴があったりするんですねぇ~。今日はそこら辺を事細かに書いてみたいと思います!
◆基準外品→いわゆる偽物やコピー品の場合◆
まずは品物が「偽物」や「コピー品」だった場合の特徴です!
まず、とにかく引き際が良いです。普通は「全く知らずに持っていた物が偽物だった」と知った場合位は、「ウソでしょ!?」と狼狽したり、茫然としたり、「そんなはずはない!」と怒り出したり、という反応が一般的です。そりゃあそうですね、自分がお金を出して正規で購入した物にそんな事を言われたらそれが普通です。
しかしながら、取引不可と告げた時に「そうですか」「わかりました」と淡々と応え→スッと消える様に退店する人物は、恐らく故意に取引不可能な物を持ち込んだ可能性が高い、もしくはそうではなくても、「結果的に取引不可能な物を持ち込む人物はそういった態度の人物が多い」という事は言えます。
次に、やたらと聞いてもいない事をやたらと喋ってくる、方も多いです。質屋にお越しになる方の99.9%は「お金が今必要になった理由や背景」は自分からは話しません。少し言葉を交わしある程度打ち解けた辺りでお話になられる事はありますが、のっけから、やれ「仕事で備品を壊した。弁償のためカネがいる」だのとお金が必要な理由を「訊ねてもいないのに、自分から喋ってくる」人物は、結果として基準外の物が多い傾向があります。もち、全員ではありませんがね😁
恐らくその行動の理由としては「基準外品を持ち込んでいる、疚しさ・緊張・罪悪感」があったりするのでしょう。その行動が不自然に見えている事は、ある程度経験を積んだ鑑定士にはバレバレだったりします。
あとは、駐車場に車が止まってから中々来店せず、携帯電話で打ち合わせをするように何か話した後にやっと入ってくる、など。
これは、他の回のブログでも触れましたが、四国の方で十数点の質屋や買取専門店が何千万も被害に遭った中で、唯一偽物である事を見抜いた老舗質屋の店主さんが仰っていた事になります。「なかなか入ってこない」時点で、多少不自然に感じていた、との事なんですねえ~。
駐車場での様子も見られている場合もあるんですよ~。

◆盗品・横領品などの法律に抵触する物の場合◆
次に、マジの犯罪である、盗んだ物や会社の備品を横領して持ち込んでくる人達の特徴を挙げてみましょう!
質屋的にはこちらのパターンは、「後から警察から連絡が来て盗品だと発覚→証拠品として押収→換金のタイミングが遅れるorまるまる損金扱い」となりますので、マジで避けたい、何とかして事前に察知したいパターンになります。
この「違法だと分かっていて持ち込んでくる人物」は、傾向としては後から強いて検証してみれば「人当たりが良く、話好きで、愛想が良い人物を演じていた」事になります。
ただですね、、、、ハッキリ申し上げて、これは「人物像や態度、発言など」からは分かりません😂
これが既に常連さんで合ったり、何度もお越しいただいていた、「感じのいいお客様」と思っていた方があとから発覚する事が実に多いのです、、、、💦
1年前の盗品騒ぎを「こんな事があったんですよ~笑」なんてネタにして、楽しく談笑していた相手が、後々横領犯で会社の備品を当店に質入れしていた、なーんてサイコパスみMaxの、笑えないエピソードもあったります。、、ビジネス上の取引と言いましても、私はお客様との接客は精魂込めて行っており、会話の際もお人柄を大事にしていますので、やはり発覚時はガックリ来るものです、、、、
盗品騒ぎで知り合った、刑事一課の盗品係の刑事さん達に「どうにかして取引前に分かりませんかね~」と聞いてみても、分かってて犯罪を犯すタイプは分からないと思いますよ、と言われてしまった事もあり、「犯罪を取り締まるプロでも分からない」のであれば、事前の様子から見抜くのは難しいのでしょう!
ただし、ここで鑑定士に有効な武器になるのが、やはり「違和感」「不自然」だと感じる直感。商品自体を観察する時もそうですが、この人間の危険を察知する直感、というのは全く持って侮れない。後からロジカルに検証すれば「だから、危険!と感じたんだな」と、妙に真実性を帯びる事が多々あるものでございます。
盗品・横領品等に関して申し上げますと、「人物と持ち込んでくる物との関連性が不自然」。例えば、建築関係の一人親方で自営業のお客様がいたとして、その方が、やれ発電機3台、インパクト3台、コンプレッサー2台、などを質入れしようとする場合、「一人で経営する自営業で、そんなに電動工具は必要ない」=盗品等の可能性がある、と推測が可能です。
ですので、当店では初回のお客様で工具をお持ちのお客様には、自営業or雇用契約の別、会社の規模、仕事内容の詳細、なんかをお客様名簿に書いていただいております。人物像を把握する事で、そこから外れる不自然な取引の兆候をいち早く察知するため、ですね。
まあ、これ以外にもさりげない施策はちりばめられており、それが功を奏したのか今年は盗品や横領品騒ぎなどは1件も起こっていない状態が続けられております👍
と、そんな訳で今日は「基準外品を持ち込んでくる人物の特徴は?」と題し、菊地が考えるその傾向を書いてみました。
如何でしたでしょうか?常日頃、日常的に偽物や盗品などを持ち込まれる可能性にさらされている鑑定士の直感や危機察知能力、観察力、洞察力は、なかなかに侮れないものになっているんですよ😁💪
まあ、いずれにしろ犯罪的な事を故意にやるのは止めておきましょう。軽い気持ちかも知れませんが、刑事的にも、民事的にも、世間的にも、はした金に見合わない非常に高い代償を支払うハメになりますからね💪!!
本日のブログが無関係の大多数のお客様は、質でも買取でも皆様のご来店・ご相談・お問合せをまじめな質屋 縁はお待ちいたしております。まずは何でもご相談くださいませ~。ブログはここまで。それでは~✋
仙台のまじめな質屋 「質と買取 質屋 縁(えにし)」
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